Friday, July 10, 2020 10:32 AM

早期経済再開で感染拡大、フロリダ州は15倍

 【ニューヨーク共同】新型コロナウイルス感染が深刻化する米国で、早期に経済活動再開に踏み切った州の感染者が増加する傾向が鮮明になっている。ニューヨーク・タイムズの調査によると、フロリダ州では営業規制の緩和を始めた5月上旬と比べ、感染者数は約15倍に達した。

 米国では3月に各州が外出などの規制措置を導入した。その後、早期の経済再開を目指すトランプ大統領の意向もあり、4月下旬から南部や西部を中心に規制緩和に踏み出す州が相次いだ。

 同紙によると、最も早く緩和に動いた州の一つであるサウスカロライナ州は4月下旬の緩和開始時と比較して、感染者は約11倍に増加。テキサス州は同様に5月上旬と比べて約8倍となっている。