Monday, July 13, 2020 9:45 AM

北朝鮮で貨物列車が全焼 対岸の中国でも黒煙目撃

 【北京共同】米政府系放送局、ラジオ自由アジア(RFA)は13日までに、中朝国境に位置する北朝鮮北西部・新義州市の江岸駅で9日午前、中国から食用油などを積んできて停車中だった15両編成の貨物列車が全焼する火災が起きたと報じた。出火の原因や人命被害があったかは不明。

 江岸駅は中朝国境を流れる鴨緑江に面した場所にある。真っ黒な煙が100メートル以上立ち上るのが対岸の中国・丹東からも目撃されたといい、RFAはインターネット上で写真や動画を公開した。

 貨物列車は新型コロナウイルス対策の検疫のため同駅に留め置かれていたとみられる。消息筋によると、15両中5両が食用油、残り10両は小麦粉などを積んでいた。駅の消火器には消火剤が入っておらず鎮火に失敗。倉庫にあった他の貨物まで焼失したという。