Thursday, July 16, 2020 10:11 AM

新人シーズンの締めくくり 八村、初戦は8月1日

 プロバスケットボールNBAは新型コロナウイルスの影響による約4カ月半の中断を経て、7月30日(日本時間31日)にフロリダ州オーランド近郊で再開する。八村塁のウィザーズの初戦は31日(同8月1日)のサンズ戦。参加22チームが各カンファレンス8チームずつのプレーオフ(PO)進出を懸けて8試合を戦う異例の形にも、八村は「僕らにもPOに行けるチャンスがある。ルーキーシーズンをしっかり終わらせて、次のステージに行ければいい」と再開の重要性を口にした。

 東カンファレンスで9チーム中9位のウィザーズにとって、POへの道は厳しい。今季1試合平均30.5得点の大黒柱ビール、3点シュートを武器に八村を上回る同15.4得点のベルタンスが欠場。東7位のネッツも主力に出場辞退者がいるが、若手中心で戦い抜けるほど甘くはなさそうだ。

 ただ、エースの役割を任される八村にとって飛躍の舞台となる可能性もある。ウィザーズは第4クオーターの勝負どころでビールがボールを持つことが多く、八村は終盤の得点力改善が中断前までの課題だった。さらにビールはアシストでもチームトップの1試合平均6.1を記録しており、八村に相手のマークが集まればパスを求められる場面も増えそう。「得点だけじゃなく、プレーメークもどんどんしていきたい」と自覚は十分だ。(共同)