Friday, July 17, 2020 9:56 AM

田中、負傷後初の投球練習 全球種交え30球、次回20日

 【ニューヨーク共同】大リーグ、ヤンキースの田中将大投手は16日、頭部に打球を受けた4日以来の投球練習を本拠地ニューヨークのヤンキースタジアムで行った。報道陣には公開されず、ブーン監督によると全球種を交えて約30球を投げた。

 ブレーク投手コーチはオンライン会見で「思っていたより高い強度で切れがあり、いい状態だった」と評価した。田中自身が14日に「今のところは全てがうまくいっている」と話していた通り、軽度の脳振とうからの順調な回復ぶりを印象付けたもよう。19日(日本時間20日)に再び投球練習に取り組み、対戦形式の練習に移行する。

 開幕が23日(日本時間24日)に迫り、ブーン監督は田中について「最初のローテーションに入ったら少し驚きだ」との認識を示した。試合での登板を通して球数や回数を増やしていくか、練習で仕上げるかの選択肢を挙げた上で「チームとマサ(田中)にとって何が最善か、内部で話し合うことになる」と述べた。