Friday, July 17, 2020 9:58 AM

バーガーキングを一斉検査 中国、米けん制か

 【北京共同】中国メディアによると、中国当局は17日までに、ファストフード大手、バーガーキングの商品に品質問題がないか調べるため、中国各地の店舗に一斉に検査に入った。国営中央テレビが16日夜、期限切れ食材を使用していると報じたことを受けた。香港問題などで対立する米国をけん制する狙いもありそうだ。

 北京、上海、広東省などで、地元当局の担当者が店舗に立ち入り検査した。中央テレビは特別番組で、江西省のバーガーキング店舗が期限切れのパンを使ったり、できあがりから規定の時間が過ぎたハンバーガーを販売したりする問題があったと報じた。

 特別番組は毎年3月15日の「世界消費者権利デー」に合わせて放送され、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で延期されていた。外交関係を反映して外資系企業がやり玉に挙がることが多いとみられている。