Monday, July 20, 2020 10:37 AM

副大統領候補選び佳境に 民主、黒人やアジア系有力

 【ワシントン共同】11月の米大統領選の民主党候補指名が確定しているバイデン前副大統領(77)のパートナーとなる副大統領候補の選定が佳境に入りつつある。女性を選ぶことを約束し、黒人女性のハリス上院議員(55)が最有力視される中、アジア系女性のダックワース上院議員(52)が最近急浮上。人種差別問題への対応が争点となり、非白人が選ばれるかどうか注目されている。

 「1週間から10日で審査を終え、候補者リストを絞り込んで面接に入りたい」。バイデン氏は14日、米テレビで選定作業の進捗状況を説明した。発表は8月上旬ごろを見込んでおり、候補選びが着々と進んでいる様子をうかがわせた。

 5月に起きた白人警官による黒人男性暴行死事件を受け、民主党内外から非白人を選ぶよう促す声は強い。これに対し、バイデン氏は「万が一のことがあった場合、即座に大統領職を務められる能力」「同じ価値観」を条件に挙げ、人種に関し言質を与えていない。