Tuesday, July 21, 2020 10:25 AM

遠隔操作ロボで接客業務 モス、障害者とともに働く

 モスバーガーを展開するモスフードサービスは21日、遠隔操作できるロボットによる接客のテスト稼働を報道陣に公開した。病気や障害で外出が難しい人でも自宅などから働けるようにし、人手不足の解消にもつなげたい考え。ベンチャー企業オリィ研究所(東京)が開発した分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を活用する。

 ロボットは全長約23センチで、搭載のカメラやマイクを通じ、来客と会話しながら注文を受ける。商品の受け渡しや会計は有人のレジで行う。

 テスト稼働では、先天性骨形成不全症で外出が困難な竹久滉人さん(19)が、大阪府内の自宅からロボットの顔や手を遠隔で動かし「お薦めはチーズバーガーです」などと実演した。(共同)