Wednesday, July 22, 2020 10:29 AM
景気「持ち直しの動き」 月例報告、個人消費上向き
政府は22日に発表した7月の月例経済報告で、国内景気の判断を「このところ持ち直しの動きが見られる」とし、前月の「下げ止まりつつある」から上方修正した。1人当たり10万円の特別定額給付金の効果もあり、個人消費が上向いた。新型コロナウイルスの影響については「依然として厳しい状況にある」とし前月の「極めて厳しい」から表現を緩めた。
景気判断の引き上げは2カ月連続で、新型コロナで急激に悪化した景気がひとまず底を打ったとの見方を示した。
先行きについては「持ち直しの動きが続くことが期待される」とした上で、新型コロナの感染拡大が国内外の経済情勢に与える影響に十分注意する必要があるとした。世界最大の流行地である米国の感染者数が下げ止まらず、国内でも再拡大していることを踏まえた。九州などの豪雨被害の影響にも警戒感を示した。(共同)
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