Wednesday, July 22, 2020 10:29 AM
中国の「現状変更」に懸念 台湾外相、日米と協力強調
【台北共同】台湾の呉外交部長(外相)は22日、台北で外国メディア向けに記者会見し「中国が近年、政治活動と軍事力を通じて東・南シナ海や台湾海峡、香港などで現状変更を図っている」と懸念を示し、日米など基本的価値観を共有する国々と協力して対応する考えを強調した。
呉氏は、中国海警局の公船が尖閣諸島の領海外側にある接続水域に「連続100日以上進入した。かつてない事態だ」と指摘。中国は南シナ海でも軍事活動を強化し「6月にほぼ連日台湾の防空識別圏に軍機を進入させている」と述べ中国の強圧的な動きを批判した。
中国が施行した香港国家安全維持法(国安法)については「香港人を抑圧するだけでなく、外国メディア関係者らも適用対象となりうる」と危険性を指摘。国際社会が中国に対し、批判メッセージを明確に表明する必要があると主張した。
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