Thursday, July 23, 2020 10:03 AM

八村、久々実戦で躍動 チーム最多18得点

 4カ月ぶりの実戦で、ウィザーズの八村が躍動した。試合開始16秒。シュートすると見せかけて守備をかわすと、落ち着いて先制のジャンプシュートを決めた。第2クオーター終盤には果敢にゴール下へ向かい、3人の守備の間を割ってレイアップを決めるなど前後半に各9得点。敗れはしたがチーム最多の18得点、9リバウンドをマークし、ブルックス監督は「非常に積極的でいいシュートを打っていた」と、満足そうに話した。

 しっかりと調整し、自信を持って試合に臨んだ。八村は「自宅待機中もずっとトレーニングしていた。成果が出てきていると感じる」。新型コロナウイルスの影響で無観客での実施にも「少し雰囲気とかは違ったが、久しぶりにコートに戻れてすごくうれしかった」と充実感をにじませた。

 試合のあったオーランド近郊の会場は、大学1年のときに試合をした経験がある。当時はベンチを温める存在だったが、いまはドラフト1巡目指名を受けた期待の若手としてプレーする。「あの時は何もできなかった。ここ3、4年の成長を自分でも誇りに思う」と成長を実感する。故障のビールら主力が欠場し、得点源としての活躍が求められる中「もっとプレーで引っ張っていかなきゃいけない」と気を引き締めた。(共同)