Thursday, July 23, 2020 10:07 AM

空爆で民間人巻き添えか アフガン、米代表が非難

 【イスラマバード共同】アフガニスタン政府は22日、西部ヘラート州で反政府武装勢力タリバン幹部を狙ったとみられる空爆を行った。米国のハリルザド・アフガン和平担当特別代表はツイッターで「子どもを含む多くの民間人が犠牲になったとみられる」と指摘し、空爆を非難した。

 州当局は取材に対し、現場で政府施設などへの攻撃を計画していたタリバン司令官を含む複数のメンバーが標的だったと説明。国防省は「民間人が死傷した疑いがあり、調査する」との声明を出した。

 一方、AP通信は23日、目撃者の話として、現場では2月末の米タリバンの和平合意に基づいて政府側から解放された元タリバン兵の帰郷祝いが開かれており、女性や子どもを含む少なくとも14人が死亡したと伝えた。