Friday, July 24, 2020 10:24 AM

流行地の学校再開遅れ容認 トランプ氏、姿勢軟化

 【ワシントン共同】トランプ大統領は23日のホワイトハウスでの記者会見で、秋の新年度からの学校再開について、新型コロナウイルス感染症の流行地では「数週間遅らせる必要があるかもしれない」と語った。全米一律の再開を求める強硬姿勢から軟化し、一部地域での遅れを容認した。

 トランプ氏は、データに基づいて州知事が判断すべきだとした。ホワイトハウスは23日、学校閉鎖が年末まで続けば560万人の親が仕事に戻れないとの試算や、子どもの学習の遅れを懸念する文書を発表。11月に大統領選を控えるトランプ氏も、経済の早期回復を図る思惑から秋の学校再開を求めている。

 一方、米疾病対策センター(CDC)は23日、トランプ氏から厳し過ぎると批判された学校再開指針の追加文書を公表。米メディアによると、指針は緩和しないものの、学校再開の重要性を強調する内容という。