Friday, July 24, 2020 10:24 AM

失業給付延長へ コロナ対策、減税は見送り

 【ワシントン共同】米国が月内策定を目指す新型コロナウイルス関連の経済対策の柱として、失業給付の期間延長が23日、盛り込まれる見通しとなった。今月末に期限が迫る中、感染は拡大の一途をたどり失業問題が深刻化している。手当を打ち切れば経済への打撃が大きいと判断した。ただ、給付水準を巡っては与野党間で溝が残る。

 一方、ムニューシン米財務長官は労使双方が支払う給与税の減税は「盛り込まれない」と明らかにした。トランプ大統領が強く要請していたが、与野党がいずれも慎重な姿勢だった。将来の対策で検討すると説明した。

 第4弾となる今回の対策では、総額1兆-3兆ドル(約107兆-320兆円)の財政出動が見込まれている。