Tuesday, July 28, 2020 10:22 AM
中国、「理性的」接収強調 米政権の報復応酬警戒
【北京共同】中国共産党系メディアは28日、中国政府が米国への報復として27日に閉鎖させた四川省成都の米総領事館について、中国側が「非常に理性的に」接収したと報じた。総領事館閉鎖はトランプ政権に対抗するためのやむを得ない措置だったと強調。これ以上の報復の応酬を回避したい意向をにじませた。
中国政府は、テキサス州ヒューストンの中国総領事館について、米当局が強引に敷地内に立ち入り、閉鎖したと非難。一方で中国側は「正門から入り、公明正大に接収、管理した」と主張している。
28日付の党機関紙、人民日報系の環球時報は、総領事館閉鎖を巡る中国側の対応について「中国と米国の関係が急速に悪化する中で、危機に対処する知恵を示した」と強調。別の在米中国総領事館の閉鎖や中国外交官の追放などさらなる制裁措置を取らないよう米政権をけん制した。
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