Tuesday, July 28, 2020 10:23 AM

納税書提出拒否で申し立て トランプ氏

 【ワシントン共同】トランプ大統領は27日、ニューヨーク州の検察当局から捜査のため召喚状で求められた納税申告書を含む財務記録の提出の是非を巡る訴訟で、提出を拒否するためにニューヨークの連邦地裁に新たな申し立て書類を出した。米メディアが伝えた。

 トランプ氏側は現職大統領には刑事事件の免責特権があると主張し提出を拒んできた。だが連邦最高裁は今月上旬「他の市民と同様に提出義務がある」と退けた上で、下級審で別の論点で争えるとして差し戻した。

 トランプ氏側は新たな申し立てで、検察が「悪意」を持って「大統領に嫌がらせ」をしようとしたと批判し、召喚状の適用範囲が過剰に広すぎると主張した。