Thursday, July 30, 2020 10:25 AM

原爆資料館をバーチャルで 日米アーティストが制作

 新型コロナウイルスの影響で国内外の移動が不自由となっている中、日米のアーティストらが30日、広島原爆資料館の館内や被爆資料を3D撮影し、オンラインでバーチャル見学できるプロジェクトを手掛けたと発表した。8月6日に公開する。

 プロジェクト名は「FUTURE MEMORY(フューチャー・メモリー)」で、中心となったのは東京在住のアーティスト藤元明さん(44)と、ルポ「ヒロシマ」を著し被爆の惨状を世界に伝えた米国人作家、故ジョン・ハーシー氏の孫で、ニューヨーク在住のキャノン・ハーシーさん(43)だ。

 昨年から、原爆資料館の収蔵庫に眠る所有者の分からない被爆資料を3D映像化。コロナ禍で見学に行けない人も多く、資料館の協力を得て今月、館内も撮影した。8月6日は原爆投下時刻1分後の午前8時16分以降、サイトからバーチャル館内に入り、マウスなどで操作すれば見て回ることができる。(共同)