Monday, August 03, 2020 10:21 AM

東京パラも会場、日程維持 8月24日開幕、簡素化検討

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は3日、新型コロナウイルスの感染拡大で来年夏に延期されたパラリンピックの会場と詳細な競技日程を発表した。五輪と同様に延期前の枠組みを維持した。日付は1日ずつ前倒しとなり、開会式は8月24日午後8時から行われる。9月5日の閉会式まで13日間の日程で22競技、539種目を行う。

 組織委は「同一会場・同一日程」を目指して関係団体と調整を進め、延期前の会場を使用できることになった。変更点は一部競技の実施順や開始、終了時間の変更など微調整にとどまった。

 東京都内で記者会見した中村英正ゲームズデリバリーオフィサー(大会開催統括)は、コスト削減と感染予防のための簡素化を幅広く検討する意向を示し「アスリートにとって競技スケジュールが固まるのは大きなステップ。これを機会に安心、安全な大会の準備を進めていきたい」と述べた。簡素化する場合も参加選手数や競技・種目数などは当初の計画を維持する方針。焦点の感染症対策については、障害者アスリート特有の事情に配慮した対応が求められる点を指摘した。(共同)