Monday, August 03, 2020 10:24 AM
野党連合、国会選不参加 ベネズエラ、不正主張
【サンパウロ共同】ベネズエラからの報道によると、暫定大統領就任を宣言したグアイド国会議長の出身政党、大衆意志党(VP)など野党連合に属する27政党は2日、反米左翼マドゥロ政権寄りの全国選挙評議会が発表した12月6日予定の国会議員選に参加しないとする声明を発表した。選挙の手続きが不正で、参加しても政権を利するだけだとしている。
前回2015年末の選挙では野党連合が圧勝し、国会は実質的に政権が唯一掌握していない権力となってきた。グアイド氏は国会議長の立場で暫定大統領を名乗り、米国など約50カ国が承認している。不参加により議席を失った場合に、各国がグアイド氏や野党連合に対してどのような立場を取るのか注目される。
マドゥロ政権寄りの最高裁は6月以降、VPなど主要野党の執行部の機能を停止し、かいらいの暫定執行部を任命して事実上の「野党乗っ取り」を画策。政権は国会選勝利に向けて、なりふり構わぬ手段を講じている。
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