Monday, August 03, 2020 10:25 AM

新START延長も協議 米露巡り大統領補佐官

 【ワシントン共同】オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は2日、ワシントン・ポスト紙に寄稿し、トランプ大統領とロシアのプーチン大統領が7月下旬の電話会談で、来年2月に期限切れとなる米露間の新戦略兵器削減条約(新START)を巡り「延長し、より良いものにするため最善の努力をすることで一致した」と明らかにした。

 トランプ政権は米露に中国を加えた3カ国による包括的な核軍縮の枠組み構築が必要だと訴えているが、中国が拒否し進展は見通せない。次善の策として当面、ロシアとの新STARTの延長協議を進めながら中国の交渉参加の道筋を探る構えとみられる。