Monday, August 03, 2020 10:25 AM
「中国からの種子」に注意 詐欺?病害虫付着の恐れ
「注文した覚えのない種子が中国から届いた」との相談が、全国の消費生活センターや農林水産省植物防疫所に複数寄せられていることが3日、国民生活センターなどへの取材で分かった。米国など海外でも中国から種子が届く例が確認されている。担当者は「相手の同意なく勝手に送り付ける『送り付け商法』や『ブラッシング詐欺』の可能性がある」と指摘している。
植物防疫所は「ウイルスや細菌、病害虫が付着している可能性があり、絶対に植えないで」と注意を呼び掛けている。
神奈川県三浦市によると、7月30日、市内の60代の男性から「不審なものが届いた」と封筒が持ち込まれた。封筒は約15センチ四方で、中のポリ袋に茶色の種子が約100粒入っていた。送り元は「中国広東省深セン」、名目には「宝石」といずれも英語で書かれ、差出人の名前はなかった。植物の輸入時に植物防疫官が確認し、合格したことを示すスタンプや消印もなかった。直接ポストに投函された可能性がある。(共同)
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