Wednesday, August 05, 2020 10:28 AM
レバノンで爆発、78人死亡 日本人ら3700人負傷
【カイロ共同=高山裕康】レバノンの首都ベイルートの港湾地区で4日、大規模な爆発が連続して発生し、少なくとも78人が死亡、約3700人が負傷した。地元メディアが伝えた。日本人1人も軽傷を負った。付近の建物が破壊され、爆発の衝撃により首都各地で窓ガラスが割れるなど大きな被害が出た。倉庫に貯蔵されていた大量の化学物質に引火した事故との見方が報じられている。
4日に演説したディアブ首相は、倉庫が6年前から危険な状態で放置されていたと指摘し、原因究明を約束した。約2700トンの硝酸アンモニウムが貯蔵されていたとみられる。
トランプ大統領は米軍高官らが「何らかの爆弾とみられると考えているようだ」と述べた。根拠は示さなかった。支援の考えも表明した。港湾は官公庁に近く、国内には政治対立も根深いため、テロの可能性も排除されていない。
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