Wednesday, August 05, 2020 10:30 AM

広島大、米州立大を誘致 国際化へ国立大初

 広島大は5日、米国のアリゾナ州立大(ASU)と連携し、ASUの日本校を広島大の構内に新設すると発表した。大学の国際化を目指す取り組みで、海外大のキャンパスを誘致するのは、国立大では初めて。

 広島大の越智光夫学長とグラスマン駐日米公使は同日、萩生田光一文部科学相を訪問し、取り組みを報告した。終了後に文科省内で記者会見した越智学長は「ASUは革新的な大学で、パートナーに迎えることを誇りに思う」と語った。

 広島大によると、日本校には4年制の1コースを設け、国際政治やグローバルな経営を教える。授業は双方の大学の教員が担い、全て英語で行う。広島大が力を入れる平和教育の科目も盛り込む見込み。修了時にはASUの学士号を取得することができる。(共同)