Tuesday, August 11, 2020 10:42 AM

香港議会の任期延長決定 選挙先送りで中国全人代

 【北京共同】新華社電によると、中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会会議は11日、香港立法会(議会)選が1年延期されたことに伴い、現職議員の任期を延長すると決めた。一部の民主派議員の任期延長が認められず失職するとの観測もあったが、香港メディアによると、民主派議員を含む現職議員全員の任期延長が認められた。

 新華社電によると、会議は、新たな立法会議員の任期が始まるまで、現職議員は「1年以上、職責の履行を続ける」と決定した。次の議員の任期は従来通り4年とする。

 会議は8日から開かれていた。香港政府の林鄭月娥行政長官は7月31日、新型コロナウイルスの感染拡大を理由に9月6日に予定していた立法会選を来年9月5日に延期すると発表。全人代常務委が延期に伴う議員任期の扱いなど解決策を決めると述べていた。