Friday, August 14, 2020 10:28 AM

米死者、実際は20万人超か 新型コロナ、例年と比較

 【ニューヨーク共同】ニューヨーク・タイムズは13日、今年の死者数が例年をどれだけ上回っているか調べる「超過死者数」の分析を基に、新型コロナウイルス感染による米国の実際の死者数は20万人を超え、公式集計を大幅に上回っている可能性があると報じた。

 米国で流行が始まったとされる今年3月1日から7月25日までのデータを同紙が調査したところ、超過死者数は全米で約22万人に上った。疾病対策センター(CDC)の公式集計では、感染死者はこれまでの累計で約16万5000人となっており、未集計の死者が多数存在するとみられている。

 超過死者が全て新型コロナ感染者とは限らないが、感染していても直接の死因が心不全など別の病気として記録されたり、検査を受けられないまま自宅で亡くなったりした場合は、集計から漏れる可能性が指摘されている。