Monday, August 17, 2020 10:29 AM

スノーデン氏の恩赦検討? トランプ氏「意見割れる」

 【ワシントン共同】トランプ大統領は15日の記者会見で、米当局による個人情報収集を暴露してロシアに亡命中の米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン容疑者について、恩赦を与えるべきかどうか「よく調べてみる」と述べた。同容疑者に同情的な人と批判的な人との間で「意見が割れている」との認識を示した。

 トランプ氏は2016年の米大統領選で、民主党のオバマ前政権が自身とロシアとの関係を疑い監視していたと主張、今年11月の大統領選で争うバイデン前副大統領への攻撃材料としている。前政権下で個人情報収集を暴露したスノーデン容疑者の恩赦に言及し、世論の反応を見極める狙いとみられる。

 ただ米メディアによると、トランプ氏は大統領就任前にスノーデン容疑者を「反逆者」「処刑すべきだ」などと非難していた。米当局は同容疑者をスパイ活動取締法違反などの疑いで刑事訴追している。