Monday, August 17, 2020 10:31 AM

お盆人出、コロナで大幅減 空の便・高速道さびしく

 今夏のお盆休みは、新型コロナウイルスの感染拡大が影響し、帰省や旅行に出掛けた人出が大幅に減った。曜日の配列で休みが連続して取りにくく、各地で猛暑になったこともあり、例年のような混雑にならなかった。

 航空各社が17日に発表した7〜16日の利用実績は、国内線が前年同期比64%減の124万4000人、国際線は97%減の2万1000人。高速道路各社がまとめた同期間の10キロ以上の渋滞は前年から66%減の149回だった。KDDI(au)の主要観光地23地点の調査では、休み終盤の15、16日、大半が前年8月の休日平均より減少した。

 航空各社によると、空の便の国内線は、全日空が前年同期比69%減で47万8000人、日航66%減で39万人。全ての方面で大幅に減った。国際線は全日空が96%減の1万2000人、日航97%減で8000人だった。一部の航空会社では運航している便がなかった。各社は低迷が想定以上だとみており、今後もダイヤの減便を続ける方針だ。(共同)