Monday, August 17, 2020 10:32 AM

モーリシャス賠償請求へ 座礁日本船、真っ二つ

 インド洋の島国モーリシャス沖で日本の貨物船が座礁し燃料の重油が大量に流出した事故で、モーリシャス政府は17日までに、船主の長鋪汽船(岡山県)や保険組合に環境汚染の損害賠償を請求する方針を発表した。地元当局者は16日、貨物船の船体が完全に二つに割れたと明らかにした。

 モーリシャス政府は14日付の声明で「経済、社会、環境面に影響が出ている」と指摘し、環境汚染による損失や損害の法的責任を追及すると表明した。被害を証明する書類や写真の提出を住民に求めた。

 長鋪汽船は13日に「責任を痛感しており、賠償については適用される法に基づき誠意を持って対応させていただく」との声明を発表している。(共同)