Tuesday, August 18, 2020 10:28 AM

「間違った大統領」 オバマ夫人が存在感

 【ワシントン共同】「ドナルド・トランプは私たちの国にとって間違った大統領だ」。17日の民主党大会1日目の基調講演者として最後に登壇したミシェル・オバマ前大統領夫人(56)は共和党のトランプ大統領への痛烈な批判を繰り広げ、存在感を示した。

 新型コロナウイルス危機に人種差別問題再燃が重なり、米国が直面する前例なき事態に「トランプ氏はお手上げだ」と批判。一方で民主党のバイデン前副大統領については「苦労を知っている」と強調し、国民が置かれた苦難への「共感力」を称賛した。

 ミシェル氏は政治から極力距離を置いており、この日も「私は政治が嫌いだ」と明言する一方で、政治状況に懸念を示し「この選挙で変えなければ、悪化する」として、大統領選での投票を呼び掛けた。「VOTE(投票しよう)」の文字を掲げたネックレスも身に着けていた。