Friday, August 21, 2020 10:54 AM

英仏独、制裁復活支持せず 米に反対、イラン核合意で

 【パリ共同】フランス、英国、ドイツの外相は20日、トランプ政権が国連安全保障理事会で対イラン制裁の全面復活に向けた手続きを開始したことに関し「支持できない」と反対する共同声明を発表した。

 声明は、米国の行動は「イラン核合意を支持する私たちの努力と相いれない」と明言。米国が既に核合意を離脱したことを指摘し「米国の手続きの有効性に関する私たちの立場は安保理に明確に伝えた」としている。米国の手続きの有効性を否定しているとみられる。

 欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表も同日、声明を発表し、核合意を離脱した米国には今回の手続きを行う資格はないとの見解を表明した。