Friday, August 21, 2020 10:57 AM

ロシア反体制派、毒殺未遂か プーチン政権に新たな難題

 【モスクワ共同】ロシアの反体制派アレクセイ・ナワリヌイ氏(44)が20日、モスクワに向かう機中で突然意識不明となり、シベリア・オムスクで緊急入院した。支持者の間で「毒殺未遂」との受け止めが広がっており、プーチン政権のイメージ打撃につながる新たな難題となりつつある。

 側近や主治医、家族がドイツの病院への移送を希望し、21日オムスクに迎えの医療輸送機が到着。しかし病院側は「現在、患者を動かすのは危険」と移送を拒否した。

 ナワリヌイ氏はプーチン政権批判の急先鋒。9月の統一地方選を前にシベリアの各都市を回り、20日、モスクワに帰る機中で意識不明に陥った。