Monday, August 24, 2020 10:18 AM

中国通信アプリ禁止で提訴 表現の自由侵害と米利用者

 【ロサンゼルス共同】中国の通信アプリ「微信(ウィーチャット)」の利用を事実上禁じるトランプ大統領の措置は表現の自由を侵害し違憲だとして、米国の利用者らが23日までにトランプ政権を相手取り、サンフランシスコの連邦地裁に提訴した。米メディアが伝えた。

 原告は、ウィーチャットを運営する中国のIT大手、騰訊控股(テンセント)との取引禁止などを掲げた大統領令の差し止めを要求。大統領令は適正な手続きや法の下の平等な保護に反すると主張している。

 提訴は21日付。原告は非営利団体の米国ウィーチャット利用者連合や個人ら。テンセントとの直接的な関係はないとしている。