Monday, August 24, 2020 10:19 AM

フィリピンで連続爆発、14人死亡 南部の島、過激派犯行か

 【マニラ共同】フィリピン南部スルー諸島のホロ島で24日、2度の爆発があり、軍によると、市民や兵士ら少なくとも14人が死亡、75人が負傷した。バイクに仕掛けられた爆弾が爆発したほか、女が自爆したとの目撃情報があり、軍と交戦を続けるイスラム過激派による犯行の可能性がある。

 警察によると、最初の爆発は昼ごろ、市街地の飲食店近くで発生。軍の車両のそばに止まっていたバイクが爆発した。約1時間後には100メートルほど離れた銀行前で2回目の爆発が起きた。女が身に着けていた爆発物を爆発させたとの情報がある。

 スルー諸島は過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓う地元のイスラム過激派アブサヤフの根拠地。爆破事件や身代金目的誘拐を繰り返しており、軍が掃討作戦を進めている。