Tuesday, August 25, 2020 10:38 AM

米国務長官、スーダン訪問 対イスラエル関係を協議

 【カイロ共同】ポンペオ米国務長官は25日、アフリカのスーダンを訪問し、ブルハン統治評議会議長やハムドク首相らと会談する。国営スーダン通信によると、アラブ首長国連邦(UAE)と国交正常化で合意したイスラエルとの関係などを協議する。

 同通信によると、米国務長官のスーダン訪問は2004年以来。スーダンでは昨年、約30年間続いたバシル政権が崩壊して軍民共同統治が始まり、1993年の米国によるテロ支援国家指定の解除に期待が出ている。解除と引き換えにイスラエルと国交を結ぶとの観測も出ている。

 スーダンは、パレスチナ支援という「アラブの大義」を意識しつつもイスラエルと目立った対立はなく、2月には両国の首脳会談がウガンダで開かれ、関係正常化に向けた協力で合意した。