Wednesday, August 26, 2020 10:27 AM

メッシ、バルサ退団希望 契約巡る解釈に違い

 【バルセロナ共同】サッカーのアルゼンチン代表FWメッシが、スペイン1部リーグのバルセロナに退団を希望する意思を伝えたと25日、欧州主要メディアが報じた。下部組織から同クラブ一筋でプレーし、欧州チャンピオンズリーグ(CL)4度制覇など数々のタイトルをもたらしてきた33歳のスーパースターの去就を巡り、さまざまな情報が飛び交っている。

 クラブとの契約は2021年6月まで残るが、スペイン紙マルカ(電子版)によると、メッシが希望すれば移籍金なしで契約解除を認める条項が含まれているという。一方、クラブは同条項の行使期限が6月10日だったため無効であるとし、移籍金を7億ユーロ(約875億円)に設定している。新型コロナウイルスの影響でシーズン終了がずれ込んだため、解釈に違いが生じた。

 メッシは今年に入ってクラブ幹部との関係悪化が表面化していたが、初の移籍が実現するためには100億円以上ともいわれる年俸を払えるクラブが現れる必要がある。候補はかつてバルセロナを指揮したグアルディオラ監督が率いるマンチェスター・シティー(イングランド)やパリ・サンジェルマン(フランス)といった豊富な資金力を持つクラブに限られる。