Wednesday, August 26, 2020 10:28 AM

米航空最大手、路線再編へ 1万9000人リストラも

 【ニューヨーク共同】新型コロナウイルス感染症の流行に伴う航空需要の急減に対応するため、米最大手のアメリカン航空は26日までに、米国内の路線網を見直す方針を打ち出した。米メディアによると、米政府の支援が延長されなければ、従業員の14%に当たる1万9000人を10月1日に削減する方針も表明。サービス撤退による地域経済への打撃が懸念されるほか、合理化が航空業全体に波及する恐れもある。

 路線再編の対象は人口が3万〜50万人の比較的小規模な都市だが、さらに拡大する可能性が高い。ユナイテッド航空やデルタ航空も同様の状況で、米国内の航空ネットワークの縮小は不可避な情勢だ。

 アメリカンは10月7日から11月3日までテキサス州デルリオなど15都市への運航を一時停止。需要回復の見通しは立たず、米メディアは「運航再開の保証はない」と報じた。