Wednesday, August 26, 2020 10:30 AM
排ガス規制、欧州並みに PM2.5対策で政府
政府は26日、体内に入り込んで健康被害をもたらす微小粒子状物質「PM2.5」対策として、自動車の排ガス規制を強化する方針を固めた。既に規制対象としている粒子の重さに加え、欧州の例を踏まえ粒子の数にも上限値を設定。PM2.5の大幅な削減につなげたい考えだ。
ディーゼル車は2023年末までに、ガソリン車は排出量の多い形式を対象に24年末までに、新たに製造・販売される車両から適用する方向だ。今後、開始時期など詳細を決める。日本自動車工業会の担当者は「新しい規制をクリアできるよう各メーカーで鋭意努力する」と話している。
現行規制は、走行1キロ当たり排出される粒子状物質(PM)の重さが対象。欧州では、より厳密に規制できる粒子数も対象としている。新規制の導入で、重さでみると、現行の10分の1程度に抑制できると見込む。(共同)
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