Thursday, August 27, 2020 10:24 AM

得意の全米断念で落胆 錦織選手、復帰遠のく

 錦織選手は3度目の検査で陰性となったが、3セット制のツアー大会とは異なり5セット制で行われる全米オープン出場は「十分な準備ができるまで賢明ではない」と判断し、コーチらと話し合い欠場を決めた。

 右肘手術とコロナ禍で1年間のブランクが生じたとはいえ、全米オープンは2014年に準優勝、16年と18年に4強入りを果たした得意の舞台。自身の公式アプリで「たくさんの思い出がある場所だし、全米オープンを愛しているのでがっかりしている」とコメント。好相性の大会で復帰を果たせず、落胆ぶりは大きいようだ。

 関係者によると、錦織選手はフロリダ州のIMGアカデミーで8月中旬まで順調に練習していたが、微熱が出たために検査を受けたという。「練習以外の外出はなるべく控えている」と細心の注意を払っている様子だったが、米国の中でも感染拡大が深刻化するフロリダ州で足止めを強いられた。(共同)