Friday, August 28, 2020 10:37 AM

協議の末に棄権を撤回 大坂、要請受け準決勝へ

 【ニューヨーク共同】ウィスコンシン州での警官による黒人男性銃撃事件など一連の人種差別への抗議を示すため、出場中のウエスタン・アンド・サザン・オープンをいったんは棄権すると表明した女子テニスの大坂なおみ選手(日清食品)が27日、女子ツアーを統括するWTAなどと協議した結果、28日の準決勝に出場すると表明した。

 大坂選手はマネジメント会社を通じ「WTAや米国テニス協会からの要請に従い、28日にプレーすることに同意した。より抗議運動への注目を集めることができる」と翻意の理由を説明し、「WTAや大会主催者のサポートに感謝したい」とコメントした。

 大坂選手は2018年に四大大会初優勝を飾った31日開幕の全米オープンにも出場し、第4シードとして1回戦で土居美咲選手(ミキハウス)と対戦することが決まった。