Friday, August 28, 2020 10:38 AM

重油事故との関連否定 死んだイルカ25頭に

 モーリシャスの海岸で26日、死んだイルカが見つかった問題で、モドゥー海運相が同日夜に記者会見し、初期調査の結果、日本の貨物船が起こした重油流出事故と関連はないとの見方を示した。地元メディアによると、27日までに計25頭の死骸が打ち上げられた。

 一部のイルカを解剖したところ、体表や体内から重油成分の炭化水素が検出されなかった。サメにかまれたような痕があり、専門家らが死因の特定を進めている。一方、地元の環境保護団体は重油事故で死んだ可能性を指摘している。

 地元当局によると、2005年にも近くの浅瀬にイルカ約70頭が迷い込み、複数が死ぬ事案があった。(共同)