Tuesday, September 01, 2020 10:52 AM

トランプ氏、暴徒現場視察へ 治安維持誇示、地元は反発

 【ケノーシャ共同】トランプ大統領は1日、警官による黒人男性銃撃事件が起きたウィスコンシン州ケノーシャを、地元首長らの反対を押し切って訪問する。抗議デモが一部暴徒化した現場を視察し「法と秩序」を重視する強い指導者像を誇示、11月の大統領選へ支持率挽回を図る。事態が悪化し、さらなる反発を呼ぶ恐れがある。

 「私のために素晴らしい仕事をした人たちに会いに行かなくてはならない」。トランプ氏は8月31日の記者会見で、暴徒化に対処した州兵らを念頭に視察の意義を語った。緊張激化を懸念する記者の質問には「熱意や国への愛と敬意も高める」と、取り合わなかった。

 事件は8月23日に発生。黒人男性ジェーコブ・ブレークさんが警官に背後から銃撃され重傷を負い、抗議デモの一部が暴徒化して商店が略奪された。トランプ氏支持者とされる少年がデモ参加者2人を射殺する事件も起き、事態は緊迫した。