Wednesday, September 02, 2020 10:16 AM

中国、SLBM試射準備か 北部の渤海で

 【北京共同】中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(英語版)の電子版は2日までに、中国人民解放軍が北部の渤海で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の試射を行う可能性があるとの専門家の見方を伝えた。米国によると中国は8月26日に南シナ海へ向けて弾道ミサイルを発射しており、米中対立が高まっている。

 中国海事局は8月31日、「軍事任務」のために9月1〜22日に渤海に航行禁止区域を設定したと発表。環球時報は匿名の専門家の話として、SLBMの試射を実施してきた海域であるため今回も「次世代」のSLBMの発射実験を行う可能性があると報じた。米国が挑発を強めているため「戦略レベルの抑止力」が必要としている。

 米紙報道などによると、中国はこれまでに、新型SLBM「巨浪3」の発射実験を実施してきた。