Thursday, September 03, 2020 9:51 AM

ホンダとGM、北米での戦略的アライアンスに向けて合意

 ホンダとGMは、北米四輪でのアライアンス確立に向けて、幅広い協業の検討を始める覚書を締結した。北米でそれぞれのブランドで販売される車両向けの、研究開発、共同購買、及びコネクテッドサービスなどの領域で協業の可能性を検討していく。すでに、複数のセグメントでの車両プラットフォーム及びパワートレーンの共有について検討を開始した。両社はイノベーションを加速させ、先進技術領域への効果的なリソース展開を目指す。

 提携では、北米の複数のセグメントにおいて、内燃機関エンジンと電動パワートレーンを含めたプラットフォームの共有に向けて検討する。2021年初めの共同作業開始を目指す。

 今年4月、両社は、アルティウムバッテリーを搭載したGMのグローバルEVプラットフォームをベースに、ホンダ向けの新型EV二車種を共同開発する内容で合意している。2社の関係は20年以上前から始まっており、燃料電池やバッテリー、自動運転モビリティサービス事業専用車「Cruise Origin(クルーズ オリジン)」といった協業に取り組んできた。

【主な協業検討の領域】

プラットフォーム共有による規模の拡大及び、パフォーマンスの向上
パワートレーンの共有、共同購買、生産効率、そして様々な領域での協業
次世代の先進技術領域へ多くの投資
研究開発費用の共同負担