Thursday, September 03, 2020 10:14 AM

東証、コロナ暴落前上回る 終値、6カ月半ぶり高水準

 3日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸し、前日比218円38銭高の2万3465円53銭と約6カ月半ぶりの高値で取引を終えた。新型コロナウイルス感染拡大で暴落する直前の2月21日の終値を上回った。新内閣の経済政策が期待され、株価の持ち直しが鮮明となった。上げ幅は一時300円を超えた。

 菅義偉官房長官が9月2日に記者会見を開いて自民党総裁選への立候補を表明し、経済政策アベノミクス前進への決意を明らかにした。岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長を含む3候補の陣営が本格始動し、市場では政策動向に関心が高まった。

 東証株価指数(TOPIX)も7.84ポイント高の1631.24と約6カ月半ぶりの高値を付けた。出来高は約10億2100万株だった。(共同)