Thursday, September 03, 2020 10:15 AM

トランプ氏、依然先行許す 大統領選まで2カ月

 【ワシントン共同】大統領選が2カ月後の11月3日に迫った。勝敗を左右する激戦州の支持率で、民主党候補バイデン前副大統領(77)が共和党候補トランプ大統領(74)を数ポイント先行する状況が続く。人種差別に抗議するデモの一部暴徒化を受け「法と秩序」を前面に掲げるトランプ氏がじわりと差を詰めているとの世論調査もあり、情勢は予断を許さない。

 今回の激戦州は6州で、ミシガンなどラストベルト(さびた工業地帯)の3州やフロリダ州など。いずれも前回はトランプ氏が勝利した。政治サイト、リアル・クリア・ポリティクスの2日集計の平均支持率では、ほぼ同率のノースカロライナ州以外の5州でバイデン氏がリードを維持する。

 トランプ氏の支持率下落は新型コロナウイルス対応の失敗が主因だった。保守の牙城、テキサス州で追い上げられ、近年は共和党優位のオハイオ州などでも競る状況に置かれた。