Tuesday, September 08, 2020 10:41 AM

中国と分離「損失少ない」 トランプ氏、取引禁止も

 【ワシントン共同】トランプ大統領は7日の記者会見で、中国と経済面で「デカップリング(切り離し)」を進めた方が米国が被る損失は少ないとの見解を表明した。中国に仕事を発注する企業には、連邦政府との取引を禁じる可能性も示唆し、対中強硬姿勢を一段と鮮明にした。11月の大統領選を見据え、強い指導者像をアピールする狙いがありそうだ。

 トランプ氏はホワイトハウスで開いた会見で「中国への依存を終わらせる」と強調。「中国とビジネスをしなければ巨額の損失を出すことはないだろう」と語った。

 中国は米国から得た利益で船やロケット、ミサイルなどを建造していると主張し、民主党候補者のバイデン前副大統領を「中国の手先だ」と批判した。