Wednesday, September 09, 2020 10:15 AM

イラン「新施設を建造」 核関連、破壊工作受け

 【テヘラン共同】イラン原子力庁のサレヒ長官は8日、核開発の中枢を担う中部ナタンズの核関連施設の一部が7月に爆発で破壊されたことを受け、同施設近くの山間部に新たな施設を建造すると表明した。イランメディアが報じた。ウラン濃縮に用いる遠心分離機の組み立てに使うという。

 爆発で遠心分離機の開発、組み立てを行っていた建物が損壊し、原子力庁は破壊工作と断定していた。ナタンズ施設でのウラン濃縮活動は継続している。

 サレヒ氏は「破壊工作を受け、あらゆる面でより近代的で大規模な施設をナタンズ近くの山間部に建設することが決まった。作業は既に始まった」と述べた。