Wednesday, September 09, 2020 10:17 AM

トランプ氏自己資金投入も 選挙戦劣勢で不足か

 【ワシントン共同】ニューヨーク・タイムズは8日までに、11月の大統領選で劣勢のトランプ大統領の陣営が広告費などに多額の支出をした結果、資金不足に陥る可能性があると報じた。トランプ氏は同日、記者団に「もし必要なら自己資金を投入する」と表明。AP通信によると、最大1億ドル(106億円)をつぎ込む意向を示しているという。

 ニューヨーク・タイムズによると、トランプ氏は2017年1月の就任日当日から再選に向けた選挙活動を当局に届け出て、資金集めを開始。昨年4月に出馬表明した民主党のバイデン前副大統領を資金面で大きく引き離し、今年春時点で2億ドルの差をつけていた。

 だが、昨年から今年7月までに集めた11億ドルのうち、現時点で8億ドル以上を使い果たし、資金不足を懸念する選対関係者もいるという。