Wednesday, September 09, 2020 10:17 AM

EV、宇宙の次は「脳」 頭蓋骨にチップ埋め込み

 【ニューヨーク共同】人間の脳と外部のコンピューターをつなぐー。電気自動車(EV)や宇宙の分野で快進撃を続ける起業家のイーロン・マスク氏が、医療関連ベンチャーでも存在感を発揮し始めた。頭蓋骨に埋め込んで血圧などのデータを常にチェックできる小型チップの開発に挑戦している。

 この医療関連ベンチャーはニューラリンク。8月下旬にオンラインで最新の成果を発表し、頭にチップを入れた豚の脳内の電気信号を読み取る様子を実演した。

 チップは直径23ミリ、厚さ8ミリのコイン状で、電極や血圧などのセンサーを内蔵。マスク氏は、手首に着ける人気の活動量計「フィットビット」にたとえ、頭蓋骨に埋め込むことで健康状態などのデータを常時把握できると説明した。