Tuesday, September 15, 2020 10:34 AM

米、中国渡航の警戒緩和 新型コロナ状況改善で

 【ワシントン共同】米国務省は14日、中国と香港への渡航警戒レベルを、4段階で最も厳しい「渡航中止・退避勧告」(レベル4)から、2番目に厳しい「渡航を再検討」(レベル3)に引き下げた。緩和の理由として、新型コロナウイルスの感染状況の改善を挙げている。

 一方、レベル3にとどめた理由については、新型コロナのほか、香港国家安全維持法(国安法)などが恣意的に運用され、米国人も拘束や国外退去の対象になる可能性があると指摘した。

 国務省は8月、新型コロナ感染拡大で3月に発令した全世界への渡航中止勧告を解除。国・地域別に判断する従来の仕組みに切り替え、中国など一部の国をレベル4に据え置いていた。