Tuesday, September 15, 2020 10:34 AM

トランプ大統領の判断焦点 TikTokオラクル提携

 【ニューヨーク、上海共同】中国のIT企業、北京字節跳動科技(バイトダンス)が米政府に提出した動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業とソフトウエア大手オラクルが提携する案の実現は、米国事業の売却を迫ってきたトランプ大統領の判断が焦点となる。

 ムニューシン財務長官は14日、CNBCテレビで提携案に関し「米国人の情報が安全になること」などを確認すると表明。対米外国投資委員会(CFIUS)が審査し、トランプ大統領に勧告する。米メディアによると、大統領は勧告内容を覆すこともできる。

 トランプ氏は今月10日、米国事業について「事業を閉じるか、売却するかのどちらかだ」と指摘、強硬姿勢を示した。ただ、ティックトック提携先のオラクルは、創業者のエリソン会長がトランプ氏の支持者として知られる。キャッツ最高経営責任者(CEO)はトランプ氏の政権移行チームに参加した。